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ありけん旅日記

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2009年『鳥取砂丘らくだはニンジンを食べるのか?実証の旅』【その2】

太陽の光って素晴らしいよね、心まで晴れ晴れとしてくれる。
そうつくづく思える気持のよい2日目(8/31月曜)の朝。
窓にへばりついて下ばかり見ているわけを聞きたい?
それはね、瀬戸大橋を通過中だから。



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古川君宅を出て、駅前のうどん屋で大盛りうどんを食べ、こと電(私鉄)で高松駅へと向かった。
四国で食べるうどんは安くて美味しい。
オープンの9時まで待った甲斐があったってもんだ。



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【写真10(No,2)『ほっ』】
運転手さーん!笑って笑って。「カシャ」
ありがとうございまーす!
高松築港駅にて。

今回の旅でありけんを苦しめているのは、指令の一つである『写真10(しゃしんてん)』。
知らない人が写る写真を、許可を得て10枚撮らなければならないのである。
しかもカメラは携帯電話のカメラ。
知らない人に声をかけるだけでも勇気がいるのに、さらにカメラが携帯電話では様にならない。
今後も『写真10』は、ありけんを苦しめ続けるのである。




岡山駅から伯備線で新見駅まで行き、そこから芸備線で中国地方のど真ん中を南へと突き進む。
真っすぐ鳥取に向かっても1日持て余してしまうので、どうせならとキングオブローカルを漂わせる中国地方の山地を通ることにしたのだ。
さすがである。



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【写真10(No,3)『おやすみじいさん』】
世界中には、たくさんの列車が走っている。
しかし、それぞれの列車はそれぞれに『ネムネムポケット』という不思議な時間帯を持っている。
それは予告もなしに突如やってきて、乗客全員をネムネムモードにしてしまう(ありけん談)。

8月31日11時45分、芸備線。
『ネムネムポケット』突入。
みんなでおやすみ〜(運転手は寝るなよ!)。




一面の田んぼを緑の波を作りながら駆け抜ける風。
車窓にはたくさんの用水路やクリークが映り、水の豊かな岡山を列車は山間部へと進んでゆく。



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【芸備線】
山岳地帯の列車は、みんな1輛のディーゼルカー。
にもかかわらずお客がいなかったりする。
伯備線から芸備線に乗り換えたありけんは、12人席に足を伸ばして進む。




14:10 備後落合(びんごおちあい)駅。
ここは山間部の分岐駅。
ここで木次(きすき)線へと乗り換えて日本海の宍道(しんじ)駅へと向かうのだ。
芸備線を降りたありけんは、その駅を含む景色に感動して写真を撮り始めた。
ここでは確か、40分程の乗り換え時間があったはずだから。

しかし、この勘違いがとんでもない事態を招いてしまおうとは、虫さえも知らせてくれなかった。



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【旅中、素敵な午後】
お得意のタイマー撮影。
一人で走り回っている。




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【木次(きすき)線】
島根の宍道駅(山陰本線)へと続いている。
ありけんは撮影に夢中。
まさかこの列車に自分が乗らなければならないとも知らずに。




備後落合には3台のディーゼルカーが停まっていた。
一台は、今まで自分が乗ってきた芸備線の三次(みよし)行き。
もう一台は、反対側からやってきた芸備線のすれ違い列車。
そしてもう一台は、自分が乗り換えなければならない木次線(上の写真)の列車。

木次線をカメラ越しに暖かく見送ったありけんは、ここでようやく気づいた。
40分の待ち時間があるのは、次の乗り換えの駅だったことに。

そう、ありけんは1日3本しかない列車の2本目を乗り損なったのだ。



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【備後落合駅 時刻表】
右にある宍道(しんじ)方面の時刻表を見てほしい。
乗り損なったのは14:15の出雲横田行き。
40分の待ち時間があったのは、出雲横田駅だったのだ。
刷り込みだ。記憶の刷り込みにやられてしまった。




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【確認事項】
客、よくないよー!




ショックを受けている場合ではない。
売店はもちろん、自販機一つないこの駅で3時間半以上の待ちをすることは、死を意味する(そんなことはない)。
すぐさますれ違いの芸備線も出発してしまい、残りは今まで乗ってきた三次行き1台となった。
そう、14:36で三次方面へと進むしかなくなったのだ。

荷物を持って降りたはずなのに、また荷物を持って乗り込んできたありけんを不思議そうに見る運転手や乗客。
しかしその不思議そうな目にすら「乗り間違えたのかな?」という色は伺えなかった。
そう、そんなバカなやつはいないからだ(ここにいた)。



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【写真10 No,4『いねむり小僧』】
気持は分かる。
この少年もありけんが再び戻ってきた時、不思議そうな顔をしていた。



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【川沿いを行く】




再び南へと進み始めた列車内(本当は北へ向かわなければならない)。
時刻表とにらめっこした結果、三次経由で山陰へ抜けるのはスケジュール的に無理だとわかった。
適当な駅で折り返して、先ほど乗り過ごした3時間半後の列車で予定通りの進路を進むことにした。

問題は解決したかのように思われたが、もう一つ、じりじりと大きくなりつつある問題があった。
それは、朝から『うどん』しか食べてないということだった。

どっかの駅に売店くらいあるだろう。なんとかなるだろう。
こういった考えは、キングオブローカル線に対して失礼である。
自販機すらないのだ。
川の水でも飲んでろってか。

他の旅人は、ちゃんと用意してきておいた駅弁をもりもり食べている。
じー…
目があっててもプイとそらされる。

うう〜、せめて今朝、天ぷらうどんにしておけばよかった、、。

そう、キングオブローカル線をなめてかかったやつは、ガイコツになるしかないのである!


どうせ適当な駅で折り返すなら、店などがありそうな駅で降りないと本当に大変だ。
駅に止まる度にキョロキョロしている様は、アクの強い旅人からも怪しく映っただろう。

そんな思惑のありけんチョイス。
数ある中から選ばれたのは、『高(たか)』という駅だった。



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【芸備線 高駅】
この日、ありけん以外にこの駅を利用した人はいたのだろうか?
そんな最高に素敵な黄色コスモスの駅。




とんでもない駅で再び降りるありけんを、運転手(切符は、バスのように運転手に見せなければならない)や乗客は驚きの目で見送った。


果たしてありけんは、食べ物を口にすることができるのだろうか?
無事に日本海側へたどり着くことができるのだろうか?!



その3へ続く
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by arikentabiblog | 2009-09-08 18:25