ありけん旅日記

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2009年『鳥取砂丘らくだはニンジンを食べるのか?実証の旅』【その5】

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【窓辺で広げすぎ】




全国を旅していると、ご当地の美味しいものがたくさん食べられていいね。
そう思う方もいらっしゃるかもしれない。
あまいのである。
ありけんの旅は、食に重きを置かない(置けない)のである。
夕食以外は大抵窓辺でこんな感じ。
ちなみにこの日の昼は、やっぱり窓辺で若狭湾のちくわ。
だけどね、美味しいよ。



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【写真10 No,8『座って待つさ』】
福井県小浜(おばま)駅にて30分の待ち。
みんな好き勝手に待つ。

駅前の商店街を歩くと、すごいテンションのテーマソングが大音量で流れていた。
人気の少ない商店街に、ガランガラン響いていた。
好きだぜ小浜。




京都の福知山(ふくちやま)を出たありけんは、金沢に向かって北上していた。
17時過ぎに東金沢に着く予定。
左手に若狭湾。
車窓の雰囲気は、東北のリアス式海岸と似ている。

やがて敦賀(つるが)を抜け、石川県に入る。
2人席の窓辺に頭を寄りかけたありけんを乗せ、列車は地味な景色の中を進んでゆく。
5日間の中で一番落ち着いた、心地よい時間。



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【晴志さんと『H&M』のマサトさん】
リハーサル時の一枚。




今回の旅の指令の一つでもある、『晴志さん』。
3年程前都内で対バンしてからずっと疎遠になっていたのだけど、今回の旅で北陸を通過することになった時すぐに晴志さんが浮かんできた。
自らを『北陸の大将』と名乗るあの人は、暖かかったな。

音楽活動を続けてゆくというのは難しい。
同じソロミュージシャンとして、きっとたくさんの苦労を重ねながらも頑張っている大先輩に、会いたくなったのだ。

連絡をすると、日程に合わせてライブイベントまで組んでくれた。
そして何度もホテルで食べてしまいそうになったお土産を無事手渡し、再会を果たしたのだった。



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【情熱とニンジン】
リハ準備の時、携帯電話を探していてバックの中から出てきたニンジン。
う〜ん、、。




金沢ジェラスガイは、最高に暖かく素敵なライブバーだった。
一見おっかなそうなスタッフの方達もやさしく、時間が経つに連れて呼び方も『有田君』→『ありけん君』→『ありけん』→最後には『健太郎』と出世魚のように出世していった。

自分は知っている、暖かい人達の元には暖かい人達が集まって来ることを。
今回自分が精一杯楽しくやれたのは、晴志さんをはじめとするジェラスガイの皆さんのお陰だった。
金沢にはすごいライブバーがあるよ。
ありがとう。また絶対行きます!



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【5日目朝『食べたー!』】
晴志さんが組んでいるユニット『HAPPY NEWS(^^♪』の未佳さんも巻き込んでの、
『ラクダはニンジンを食べるのか?実証』の落ち作り。
朝6時からこんなことやらせてごめんなさい。




ライブイベントが終わっても一向に盛り上がりの引かないジェラスガイ。
うまく隙をついて4時〜6時までソファで仮眠をとらせてもらった。

しかし、ありけんには大きな心配事があった。
昨日からどこを探しても携帯電話が見当たらないのである。
んん〜、、寝て起きたらあると思ったのに。

きっと昨日、晴志さん宅でシャワーを借りた時に忘れたのだろうと思っていたのだが、朝わざわざ戻ってもらったにも関わらずそこにはなく、時間も迫り、事態はいよいよ深刻化してきた。

乗らなければならない列車は、東金沢駅発6:55。
砂煙を上げ東金沢駅に乗りつけた車(砂煙まではなかった)。
昨日夕方待ち合わせしたベンチへ走ってゆくありけん。

ああ、、ないよ。

これだけ思い当たる全ての場所を探してないのなら、もうしょうがない。
きっぱり諦がつくってものである。
写真など撮り始めたありけん(上の写真)。

しかし、駅に届いているかもと提案してくれた未佳さん、まだカーテンの閉まっている駅員室に勝手に入っていった晴志さん。

なんと、駅に届けられていたのである。

おおーー、おれのけーたーい!!
(全然諦めきれてなかった証拠)

届けてくれた人、『HAPPY NEWS(^^♪』のお二人、ありがとう!
ありけん、、頼むからしっかりして。



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【新潟県糸魚川駅】




金沢〜東京。
5日間の旅で一番長距離を移動する最終日である。

新潟県糸魚川駅で50分程の待ち。
駅前の定食屋でラーメンを注文したら、鍋に水を入れて火にかけ始めた。
おいおいどこから作り始めるんだ。
だけど、そんな激まずラーメンでさえ美味しく感じてしまうのも旅の魅力の一つである。



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【これが使われていた時代を想像してみる】




いよいよ日本海にお別れをして、山間部へ入ってゆく。
大糸線は、キングオブローカル線である。
自分でボタンを押してドアを開け、乗り降りするタイプは多いのだが、手動ドアってのは東北で1度乗った以来だ(糸魚川〜南小谷を走る車輛のみ)。



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【写真10 No.9『頑張れ!中学生』】




北アルプスをどーんと右手に控えた駅で、中学生の一行が乗ってきた。
吹奏楽部の様で、どこかの発表会を見た帰りらしい。

「なあ、見ただろう?おまえらももっと集中力をつけないとな」
うっかりしてると生徒と間違われそうな程若い先生が、熱く語っている。

「でもさー、せんせー、あんなの無理だよ〜」

しばらく停車中だったため、写真をとらせてもらうことになった。

どうすればいいですか?と聞いてくる先生に、どうぞ自然にして下さいと笑顔でありけん。
カメラを向けると、みんなカチンコチンになってしまった。

「せんせー、どうすればいいの?」(小声)
「ばか、自然にしてろって言われただろ。自然にしてろ」(小声)
「…自然ってなに?」(小声)

ありけんは吹き出してピンボケさせてしまう。
(上の写真は、運転席に興味を持った彼らの自然な写真)



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【写真10 No,10『美濃のおばあさん』】
仲良し3人で、一泊の温泉旅行の帰りだと言う。
元気いっぱい、おばあちゃん。
お元気で!





今年の旅は、4泊5日。
指令も多く、自分の中では長い方だった。

中でも最も苦しんだのが『写真10(しゃしんてん)』。
知らない人に声をかけるのはやっぱり勇気がいった(携帯カメラだし)。

だけど、声をかけるごとに会話が生じ、笑顔が生まれた。
60億近くもあるそれぞれの人生の線と線が偶然すれ違い、一瞬でも点になり笑い合えたことは、素敵なことだと思った。

『きっともう会わない人達』ではなく、『もしかしたら、いつかまたどこかで会える人達』。
そう思いたい。

お陰で、人の暖かさがぐっと残る旅になったよ。
みんなありがとう。

次回までに絶対「やっぱいいわ〜、ニコン」みたいなカメラを用意します!



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【2日目、高駅にて】




砂丘で出会った若者が言っていた。
「厳しい時代と言われているけど、私、頑張ります!」

アスファルトの隙間からでも生きて、やがて咲く花のように。
彼女も、僕らも、頑張ろう!




金沢から13時間揺られて、やがて都心の空。
駅構内のポスターは、『ひまわり』から『曼珠沙華』へと貼り替えられている途中だった。


やがて見慣れた黄色い西武線が、未来へ向けて滑り込んで来た。






■今回の旅で、停車、通過した都道府県。
福岡、山口、広島、岡山、香川、島根、鳥取、兵庫、京都、福井、石川、富山、新潟、長野、山梨、神奈川、埼玉県、東京


■指令の結果発表
ライブ(福岡、金沢での2本のライブ)→○
古川君(四国、中国地方を飛び回ってる古川君と落ち合う)→○
北陸の大将に会いに行く(晴志さんとギターを弾き交わす)→○
らくだはニンジンを食べるのか?実証(実際に行って確かめる)→×
写真10(知らない人の写真を最低10枚、許可を得て撮ってくる)→○

合計:はなまる


■全ての写真の撮影者:有田健太郎
(本人が映っている写真は、タイマー撮影)


■次回の予定
『食の大地、北海道を食べ尽くせ!(自分で捕って)の旅』

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by arikentabiblog | 2009-09-19 11:27